<   2012年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧

バウハウス

ベルリンにやって来ました。早めの夏休みです。
散策を始めて2日目の今日は、Bauhaus資料館をじっくり見てきました。

Bauhausといえばモダンデザインのアイコンですが、それがいったい何なのか一言で説明せよと言われると難しい気がします。しかし資料館の展示内容と音声解説のお陰で、今日はその全体像の理解が進みました。それは、学校でありながら、作業場であり、実験場であり、デザイン事務所でもありました。建築、家具、テクスタイル、生活用品、写真などあらゆる分野で、教師も生徒も常に新しいことの創造にエネルギーをかけていたようです。次世代のクラフトマンの要件としてアーティストたることを求めたという印象も受けます。当時のクリエイターたちの刺激的なコミュニティが、Bauhausの時代を超えた発信力につながっているのだということに、深い感動を得ました。

「最小の力で最大の効果を」というコンセプトも私はとても好きです。努力を嫌っているように思ってはいけません。彼らは「最小の力で最大の効果を」出すための膨大な努力をしていたのです。そういうことを今日は学ばせてもらいました。

それにしても、今私たちが楽しんでいる文化の様々ななものが、1910年代に事が始まり、30年代から花開き、40年代以降に普及していることに最近関心を持っています。写真、映画、レコード、今日のBauhausもそうでした。近代化と、二つの世界大戦が世の中にもたらしたエネルギーだったのでしょうか。テネシー•ウィリアムズも1911年に生まれて、30〜40年代の記憶を作品に投じ、40年代に大ブレイクしました。社会の隔離された家庭や人物のたちの物語が多いのですが、その背景にはそれまでにない勢いで変化する社会の大騒音があったのではないか。そうと思うと、テネシー作品のもつ行き詰まり感の意味合いもさらに深く感じらてくるのです。

Bauhaus資料館
by tnexpress | 2012-07-15 22:42 | 道草