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本読み会@国立本店

 国立での本読み会、全6回中2回目を昨日実施しました。
 今回はテネシーも戯曲作品もほぼ初めてという参加者が多く、先入観のない反応がかえって作品の特徴を客観的に教えてくれるような気がします。私自身にとってもよい緊張感であり、1セッション終わると確実に腹ぺこです。

 使用している脚本は、私の翻訳版ではもともと87ページある原稿を、今回用に77ページ分に少しだけ省略し、それを6回に分けて連続ドラマのような感覚で読んでいます。私は時代背景の説明など少し加えることはありますが、物語の先の情報は一切差し上げません。参加者は純粋に脚本を音読しながら順番に情報を読み取っていきます。ページを開くごとに新しい情報が入ってくるワクワク感がありますから、よく知られた古典を読むのとはまた違う楽しさです。

 私は、テネシーが生きた時代がもう少し後だったら、テレビドラマの脚本家としてすごい活躍をしたのではないかと思うことがあります。演劇のように2時間で一気に鑑賞するにはもったいないようなたくさんのドラマが、各幕から2ページごとくらいにボコボコ発生するのです。各幕の最後には次回がどうなるのか気になってため息が出るという、この密度とリズム感に連続ドラマっぽい心地良さがあって、最終回が近づくと寂しくなってきて、終わらないでほしいなと思ったりするのではないか、と。登場人物の描写もそれぞれ立体的で深いため、主役脇役の別なくドラマを重層的に楽しめる仕掛けがふんだんで、現代で言えばスピンアウト企画のドラマがいくつもできてしまいそうな勢いがありますね。

 このワークショップの様子を、国立本店のfacebookにご掲載いただきました。関心ある方はお問い合わせください。(1/30の投稿です。)
国立本店FB

 引き続き、元気な参加者のみなさまとワークショップを楽しんでいきたいと思います。
by tnexpress | 2013-02-03 11:46 | ワークショップ記録